2016年2月19日金曜日

『抱く{HUG}』東京での限定特別上映決定!


女性監督が見つめた 3.11 後の出産をめぐる 感動のドキュメンタリー
震災から 5 年。 今、改めて問いかける 命の輝き、この世界に生きるということ

『抱く{HUG}』(ハグ)は3月5日より京都シネマほか全国順次が決定していますが、この度、東京での緊急特別上映が決定しました!

同時に海南友子監督の代表作『いわさきちひろ〜27歳の旅立ち〜』('12年)『ビューティフルアイランズ〜気候変動 沈む島の記憶〜』('09年)のアンコール上映も開催します。

劇場で見逃した方も、この豪華な機会をお見逃しなく!


【日時(タイムテーブル)】

2016年3月18日(金)、19日(土)、25日(金)、26日(土)限定4日間

※開場は開演の20分前です。
上映スケジュール 全日とも共通



11:00〜
 抱く{HUG}
2014年/69分
監督/海南友子
プロデューサー:向山正利 向井麻理
撮影:南幸男 向山正利
企画・製作:ホライズン・フィーチャーズ
配給・宣伝:ユナイテッドピープル
英題:A Lullaby Under the Nuclear Sky



13:00〜
 抱く{HUG}
2014年/69分
監督/海南友子
プロデューサー:向山正利 向井麻理
撮影:南幸男 向山正利
企画・製作:ホライズン・フィーチャーズ
配給・宣伝:ユナイテッドピープル
英題:A Lullaby Under the Nuclear Sky




15:00〜
 いわさきちひろ
  〜27歳の旅立ち〜
2012年/96分
監督/海南友子
エグゼクティブプロデューサー/山田洋次
声の出演/檀れい、田中哲司
ナレーション/加賀美幸子
出演/黒柳徹子、高畑勲、中原ひとみ、松本善明 ほか
助成 文化芸術振興費補助金



17:15〜
 抱く{HUG}
2014年/69分
監督/海南友子
プロデューサー:向山正利 向井麻理
撮影:南幸男 向山正利
企画・製作:ホライズン・フィーチャーズ
配給・宣伝:ユナイテッドピープル
英題:A Lullaby Under the Nuclear Sky




19:00〜
 ビューティフルアイランズ
   〜気候変動 沈む島の記憶〜
2009年/106分
監督/海南友子
エグゼクティブプロデューサー/是枝裕和
撮影/南幸男
撮影技術・録音/河合正樹 
整音/森 栄司 
アソシエイ トプロデューサー/向山正利

【料金】
1,000円(日時指定・全席自由)

【チケット予約】
ホライズン・フィーチャーズ
03-3357-5140
office★kanatomoko.jp(★→@) 

【会場】
ザムザ阿佐谷
〒166-0001東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-12-21

【アクセス】
http://www.laputa-jp.com/zamza/main/


JR中央線・総武線 阿佐ヶ谷駅 北口より徒歩2分
(新宿より快速で9分 土日祝日は各駅停車をご利用下さい)
阿佐ヶ谷駅北口を出て線路沿いを荻窪方面へ
右手に見えるTOAフィットネスクラブの北側


【お問合せ】
ホライズン・フィーチャーズ
03-3357-5140
090-3079-4325






2016年2月8日月曜日

映画『抱く(HUG)』ママ試写会&トークショー開催!※大阪会場の託児は締め切りました


公開を記念して特別ママ試写&監督トークショーを行います。

震災から 5 年、映画を通じて、これからを生きる母親たちはどんな未来を描けるのかを一緒に考えるイベントです。

たくさんのご参加お待ちしております。

※2月10日(水)大阪会場の託児は定員に達したので申込を締め切りました。
 当日は会場にお子様連れでお入りいただけます。ご来場をお待ちしております。



▼東京・大阪 ママ試写開催! ※ 両会場とも申込み不要、先着順

 2月5日(金)抱く[HUG]ママ試写&トーク in 東京
会場 〒152-0023 東京都目黒区八雲1-1-1 目黒パーシモンホール小ホール
開場 13時半 開演 14時(上映69分、トーク40分、アンケート15分)
終演 16時半 無料 先着190名

 2月10日(水)抱く[HUG] ママ試写&トーク in 大阪
会場 〒540-0008 大阪市中央区大手前1丁目3番49号 ドーンセンター 1階パフォーマンススペース
開場 13時40分 開演 14時(上映69分、トーク40分、アンケート15分)終演 16時半 無料 先着150名

<詳細>
◆育児中の方、これからママになる方大歓迎!当日は先着順でのご案内です。事前申込不要、定員になり次第〆切  ◆託児所もご用意していますので、お子様連れでも遠慮なくご参加ください。(事前申込制) ◆駐車場は台数に限りがございます。会場へは公共の交通機関をご利用ください。

◎お問合せ:ユナイテッドピープル   http://unitedpeople.jp/contact
◎主 催:ユナイテッドピープル/ホライズン・フィーチャーズ

2016年2月1日月曜日

公開によせて〜海南監督メッセージ〜

公開によせて、監督からメッセージが寄せられました。

モーションギャラリーのアップデートに公開されています。

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長くて短い5年でした。
たくさんの命やくらしが失われた3・11を経て、
私は偶然にも命を授かり、この子とどう生きるのか?
を考え続けた5年でした。


母になって私は愚かになりました。
お腹の子供への放射能の影響を思って
水を飲むのも息をするのも怖くなって
気が狂いそうでした。
国の発表はもとより、どんな権威のある人の意見も
アドバイスも何も信じることができませんでした。
そして、それは出産し、子供が4歳になった今も、
形をかえて続いています。


だけど、母になって強くなれた自分もいます。
それまでは、決してできなかった決断ができるようになりました。
子供のためと思えば、それまで住んでいた場所や仕事を捨てることにも
なんの抵抗もありませんでした。


どんな困難がやってきても、子供と一緒に生き抜く。
それがいまの私です。



実は、今作は2年以上前に完成して、海外映画祭で上映されましたが、
日本国内では、たくさんの障害があり公開になかなかたどり着けませんでした。
そのこと自体が、このテーマがいかに難しいのかを象徴しています。



5年という歳月は、人に忘却をもたらします。
苦しかったことを忘れられるから人は生きているともいえます。
でも、その一方で決して忘れてはならない気持ちがある。


あの日、灯りのきえた街角で抱いた不安な気持ち。
自分たちの生活がなんと危険なものの上に成り立っていたかへの後悔。
知らなかった、知ろうとしなかった事実の存在。
大切な人をどのように守るかを考え続けた日々。


たった1時間でいいです。たった数分でもいいです。
あの日の気持ちを思い出す。
この5年があの日の自分たちの気持ちにそった歳月だったのか?
また、道を間違わないように見つめ直してほしいのです。
そして、ここからもう一度、どんな社会が必要なのかを考えませんか?わたしと一緒に。


愚かだけど、強い心を持った母として
我が子に胸を張って、
こんな未来を作ったよ、と、
言える日がそう遠くないこと。


それが映画公開に寄せる私の願いです。




2016年早春 
海南友子(ドキュメンタリー映画監督)

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